繁殖牛について

「純国産牛」の生産について

繁殖農家は子取り経営とも言われ、母牛とその母牛から生まれた子牛を飼育し、子牛の販売経営となります。母牛(12ヶ月齢以上の繁殖能力を持った雌牛)に種付けまたは受精卵移植(代理母出産)をして子牛を産ませ、数ヶ月育成した後にセリにかけられます。繁殖用の雌牛や妊娠牛は健康な子牛を産むために放牧が行われる事もあります。セリには約3ヶ月齢で出荷するスモール市場と約9ヶ月齢で出荷する素牛市場があります。『黒毛和種』には登録協会があり、産まれてすぐに『子牛登記』を行います。

名前表記が雌牛は『ひらがな』雄牛は『漢字』となります。再度生後20か月くらいの時に体型等の審査を経て登録牛となります。

牛の鼻には人間の指紋と同じように一頭ごとに異なる『しわ』があり、鼻紋と言います。牛の血統書である登録証に必ず添付され、その牛が登録証に記載されている内容に間違いないことを証明します。

肥育牛について

和牛は出荷されるまで、1頭1頭名前をつけて家族のように大切に育てる畜産農家がとても多いです。また、子牛は生まれて間もなく母乳から離乳して人工乳を与えます。1頭づつ手でミルクを飲ませたり、寒い時にはカーフジャケットを着せたりしながら大切に育てられます。それらの愛情が牛にストレスを与えず健康体として育ちます。

肥育農家は肉用に子牛を太らせ、食肉センターに出荷します。家畜市場で開かれるセリで肥育用の約3ヶ月齢のスモール牛、または約9ヶ月齢の素牛を購入し、濃厚飼料を中心に給与することで体重を増やし、サシ(脂肪交雑)を入れ、およそ30ヶ月齢(700kg前後)まで肥育した後に出荷します。

和牛がおいしいわけは、血統にあります。日本では古来より『血は水よりも濃い』と言われ、古い歴史からの血統に裏付けされています。
セリでは、食肉センターで屠畜して、枝肉と呼ばれる状態でサシの入り具合・肉の重量等の情報を実際見ながらセリにかけられます。